相続・資産税コラム
2012年11月18日 第88回 相続税の申告は、自力でできるのか?
税理士でない方が、相続税の申告を自力でできるのかとたまに聞かれますが、99%無理といつも申し上げています。
相続財産の財産評価は、とても複雑です。自分で計算して本来の税額より少なく申告してしまった場合、過少申告加算税と延滞税を追加で払うことになります。しかも、相続税は税額が大きいので、1千万単位のペナルティになってしまうことも多いです。
逆に本来の税額より多く申告してしまった場合、税務署は余分に払っているとは教えてくれません。
また、申告書の税理士署名欄に記載がなければ、税務署としても税理士以外の一般の方が作成した申告書であれば、間違っている可能性や申告漏れの可能性が高いと判断し、税務調査の対象にもなりやすくなります。
ですから多少お金を払ってでも信用できる税理士にお願いすることが一番だと思います。