相続・資産税コラム
2012年08月29日 第7回 相続税増税の背景
相続税の増税が迫ってきています。
相続税を納めなければならなかった人の割合は、今までは4%程度でしたが、現在進められている相続税法の改正で、その割合は7%にまで増える予定です。さらに最高税率も50%から55%になる予定です。
なぜ政府は、そんなに相続税の納税義務者を増やし、相続税を多くとろうとするのでしょうか。
私なりに考えてみました。
①税収が足りないから。我が国の予算は約90兆円。税収が42兆円、税外収入が3兆円、あとの45兆円は赤字国債・・・・
②消費税増税で、相対的に貧しい層から税を多くとるので、反発を和らげるために、富裕層にも増税しようと考えている
③バブル期には、相続税を支払っていた人の割合は7%だったので、元に戻した。今の基礎控除も高い地価を想定して設定されているので、地価が著しく下がった現在では、基礎控除が多すぎる。
皆さんは、どうお考えでしょうか?